黒ずみやたるみなど、毛穴で悩む人が多いのですが、毛穴について誤解している人が多いのも事実です。
顔の場合、毛はほとんど退化し、かわりに皮脂腺が大きく発達しています。
毛穴のおもな役割は、皮脂の分泌です。
「毛穴がきたない」という悩みをよく聞きますが、脂がたまっているのは自然な状態なのです。
毛穴の大きさを気にする人も多いのですが、毛穴の大きさはほとんど遺伝的なものです。
皮脂腺が大きい人は、毛穴が大きいのです。
生まれつきのものですから、毛穴用化粧品などで小さくなることはありません。
ケアで改善できるのは、老化によるたるみ毛穴や毛穴の詰まりなどです。
そこで、タイプ別毛穴ケアについてお話します。
<目次>
・毛穴の開きの原因「たるみ毛穴」タイプのケア
・毛穴の開きの原因「脂漏性皮膚炎」タイプのケア
・毛穴の開きの原因「角質肥厚」タイプのケア
・毛穴の開きの原因「皮質腺拡大」タイプのケア
毛穴の開きの原因「たるみ毛穴」タイプのケア
・ピーリング&レチノールでコラーゲンカをアップ
コラーゲンを増やす効果が高いのは、レチノールを含む美容液です。
使いはじめばカサつ<感じがしますが、続けていくと肌が慣れます。
敏感肌の人は、様子をみながら回数を増やしていきます。
ピーリングや、ビタミンCイオン導入も効果的です。
毛穴の開きの原因「脂漏性皮膚炎」タイプのケア
・食事と敏感肌用化粧品で、脂漏性皮膚炎を防く
肌が敏感になり、トラブルがおきやすいタイプなので、刺激の強い化粧品は避けましょう。
ビタミンC誘導体配合の化粧品なら、少ない刺激でシワやシミなどを予防できるのでおすすめです。
また、脂っこい食事はできるだけ控えましょう。
毛穴の開きの原因「角質肥厚」タイプのケア
・ピーリング&酵素洗顔で黒ずみをとるケアを
毛穴の黒ずみや、ザラザラの正体である角栓をできにくくするケアをしましょう。
ピーリングや酵素洗顔料で、余分な角質をとり除きましょう。
ピーリングは自宅でもできますが、皮膚科で受けるもののほうが、より高い効果がえられます。
毛穴の開きの原因「皮質腺拡大」タイプのケア
・コラーゲン強化ケアで、毛穴のサイズをキープ
もともとの毛穴サイズを小さくすることはできないので、これ以上めだたせないためのケアをおこないます。
レチノールやビタミンC誘導体配合の化粧水、レチノール配合美容液で基本のケアをおこない、1~2週間に1度はピーリングをしましょう。
あぶらとり紙をまめに使うことも大切です。
角栓とりのパックは、逆に毛穴を開かせるのでやめましょう。