毎日のスキンケアこそ、健康な若い肌を育む基本です。
しかし、意外と知られていないのが、正しいデイリーケアです。
そこで、毎日のスキンケアで若返る秘策についてお話します。
<目次>
・毎日のスキンケア【40秒クレンジングのすすめ】
・毎日のスキンケア【ポイントメイク落としは薬用オリーブオイルで】
・毎日のスキンケア【うるおい洗顔からの脱却】
・毎日のスキンケア【水分ではなく保温成分を補給】
毎日のスキンケア【40秒クレンジングのすすめ】
「メイクの落とし残しがないように、毎日しっかり時間をかけてクレンジングをしています」という人が多いようです。
でもスキンケアの中で、じつはクレンジングが肌にもっとも負担のかかりやすいプロセスだとご存じでしょうか。
もちろん油性のメイクを落とすために、クレンジングは必要なものです。
しかし、そのクレンジング科には、油と水をなじませるための界面活性剤が含まれており、どうしてもある程度の負担がかかります。
毛穴の奥の汚れを取ろうとゴシゴシこすったり、クレンジングでマッサージしたりすると、肌の慢性的炎症を起こし、肌あれや肌老化の原因になります。
クレンジングはやさしく、手早くが鉄則。40秒でクレンジング科をなじませ、20秒で洗い流す。トータルー分間で終わらせるように心がけましょう。
その後洗顔するのですから、クレンジングの段階では汚れの6割程度落ちていればOKです。
クレンジング料は、肌にやさしいクリームタイプで、洗い流せるものがよいでしょう。
毎日のスキンケア【ポイントメイク落としは薬用オリーブオイルで】
マスカラなどのポイントメイクは落ちにくいので、専用のポイントリムーバーを使用している人も多いはずです。
ポイントリムーバーは普通のクレンジング剤よりもさらに洗浄力が高く、目の周囲のデリケートな皮膚に負担がかかります。
ましてコットンでこするなどの刺激が加わると、皮膚に炎症が起こり、長い間にシミやシワの原因になってしまいます。
落ちにくいポイントメイクは、薬局で市販されている精製されたオリーブオイルで落とすのがおすすめです。
コットンにオリーブオイルをたっぷり含ませて、まぶたにのせ、30秒から1分おき、マスカラやアイラインとなじませます。
メイクがにしんできたら、そっとぬぐうように落とします。
リキッドアイラインや落ちにくいマスカラなどを使用している人はまずポイントメイクから落とし、その後全体をクレンジングしましょう。
毎日のスキンケア【うるおい洗顔からの脱却】
洗顔料にもさまざまな種類がありますが、「皮脂を落としすぎるとシワの原因になる」という誤解から、肌にうるおいを残す洗顔料を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
しかし、肌表面の皮脂を放置しておくと、酸化して過酸化脂質にかわり、これが活性酸素を生み出して、老化の原因になります。
つまり皮脂をしっかり落とすことが毛穴の開きやシミ・シワなどのエイジングを予防することになるのです。
また、肌にうるおいを残す洗顔料には油分が含まれ、洗顔後肌に油分が残るため、しっとりした感触になります。
でもその油膜は肌にとって好ましいものではなく、あとで使う化粧品成分の浸透を妨げることにもなります。
洗顔料は、肌の汚れをしっかり落とすことを目的に選びましょう。いちばんのおすすめは、シンプルな固形石けんです。
汚れをきちんと落とし、洗顔後の肌に余分な皮脂や油分を残しません。
普通肌から乾燥肌の人は、洗顔用の固形石けんを。
オイリー肌の人なら、浴用石けんでよいでしょう。
洗い上がりの肌を触って、指がキユキユッというくらいが、皮脂がしっかり落ちているサインです。
毎日のスキンケア【水分ではなく保温成分を補給】
保湿とは水そのものを与えることではなく、水分を肌にキープする「保温成分」を与えることなのです。
肌のうるおいを保つカギをにぎるのが、保温物質「セラミド」。セラミドとは、角層の細胞と細胞をつなぎとめ、さらに水分を保っている「角質細胞間脂質」の一種です。
このセラミドを化粧品で補うことが、皮膚科学的に見て最強の保温といえます。