シミには、老人性色素斑、炎症性色素沈着、雀卵斑、肝斑などがあります。
それぞれに原因が違うので、間違ったケアをするとかえってシミが濃くなったり、肌トラブルをおこしたりするので注意しましょう。
シミのタイプによって、防げるものとそうでないものがありますが、老人性色素斑は、毎日のUVケアである程度予防できます。
できてしまったものはホームケアでは消せないので、まずは予防のためのUVケアを心がけましょう。
今回は、タイプ別シミの正しいケア方法についてお話します。
<目次>
・顔のシミを消す方法「老人性色素斑」タイプのケア
・顔のシミを消す方法「炎症性色素沈着」タイプのケア
・顔のシミを消す方法「雀卵斑(そばかす)」タイプのケア
・顔のシミを消す方法「肝斑(かんぱん)」タイプのケア
顔のシミを消す方法「老人性色素斑」タイプのケア
【症状】
長年にわたって浴びた紫外線の影響でメラニン色素が増え、薄茶色から茶褐色のシミとして出てくるもの。シミのなかで、もっとも多いタイプです。
【予防対策】
「メラニンブロック」「排泄美白」の2本柱で予防
1.「メラニンブロック」
シミ予防と初期のシミには、メラニンの合成を防ぐビタミンC誘導体配合化粧水などを毎日使います。
さらに、週に1回はビタミンCのイオン導入を。
2.「排泄美白」
ターンオーバーが乱れ、メラニンの排泄が低下するのもシミの原因のひとつです。
ピーリングで代謝をよくすれば、角質と一緒にメラニンを捨て、肌を若返らせることができます。
顔のシミを消す方法「炎症性色素沈着」タイプのケア
【症状】
ニキビや傷、虫刺されなどで炎症ができたあとが茶色く残ったもの。つぶしたニキビのあとが、頬~あご周辺に残るケースがめだちます。
【予防対策】
美白化粧品がもっとも効果的。ピーリングとの併用で効果アップ!
時間とともに薄くなりますが、消えるまでに数年かかることも。
美白化粧品とピーリングによるケアなら、早く消すことができます。
ビタミンCイオン導入も効果的。
レーザー治療は向きません。
顔のシミを消す方法「雀卵斑(そばかす)」タイプのケア
【症状】
遺伝的なもので、鼻を中心に小さなシミが散らばってできます。ひとつひとつは丸ではなく、そばがらのカスのような三角や四角です。
【予防対策】
美白化粧品は×。レーザー治療が有効
皮膚の構造そのものは正常ですが、美白化粧品ではなかなか効果が漕られないことが多いのがこのタイプです。
レーザーを使うときれいにとれます。ただし、再発することもあります。
顔のシミを消す方法「肝斑(かんぱん)」タイプのケア
【症状】
女性ホルモンのバランスがくずれるためにできるもの。形はモヤモヤとはっきりせず、頬骨を中心に左右対称にできます。
【予防対策】
トラネキサム酸の内服薬が確実!
メラニンの生成を抑える作用のあるトラネキサム酸と、ビタミンCの内服薬が効果的。
ピーリングをおこなうと、より早<薄くなります。
美白化粧品はある程度効きますが、レーザー治療は効きません。