シワ対策で強化すべきは、うるおいケアは何でしょうか。
そこで、シワ対策に強化すべきケアについてお話します。
<目次>
・乾燥するとシワになるという誤解
・肌のスプリング役を担うコラーゲンがシワ対策のカギ
・あなたのシワ対策間違っていませんか?
・小ジワは保湿で薄くなるの?
乾燥するとシワになるという誤解
「最近、乾燥のせいでしょうか、目元に急に小ジワが目立ってきたんです。保湿クリームを塗っているんですけど……」。
よく人を耳にします。
どうやら肌の乾燥イコール、シワになるというのが定説となっているようです。
でも、女性が気にするシワの多くは肌の乾燥ではなく、加齢によって肌の奥の真皮にあるコラーゲンが減少することが原因で。
だから肌表面にうるおいを袖う「保湿」だけでは、シワは改善しないのです。
肌のスプリング役を担うコラーゲンがシワ対策のカギ
コラーゲンの主な役割は、真皮で網目状のネットワークをつくり、いわばベッドのマットレスのスプリングのように肌の弾力を支えることです。
ところがコラーゲンは、加齢で量が減ったり変性したりして、スプリング構造を保てなくなります。
それはスプリングの壊れたマットレスが凹むのと同じことです。
肌表面に深いシワが現れることになります。
加齢によるシワ対策には、コラーゲンを増やして、肌のスプリング構造を強化することが何より大切です。
あなたのシワ対策間違っていませんか?
保湿化粧品で肌表面に潤いを補給しても真皮性シワには効果はありません。
保温のケアは、角質にうるおいを与えるためのものであづて、真皮のコラーケンを増やすものではありません。
保温はシワ対策ではなく、肌のバリアを守るためのものです。
シワをひっぱってクリームを塗り込んだりすると、逆にコラ‥-ゲンを傷めてシワを悪化させることになります。
真皮性シワ対策には、肌の奥の弾力を高めるスプリングケアが効果あります。
ベッドのスブリングに弾力があれば、押しでも戻って、表面はつねにピンとした状態が保てます。
スプリング、つまりコラーケンを強化するケアが、有効なシワ対策になります。
そのためにはレチノールなどの成分が有効です。
小ジワは保湿で薄くなるの?
深いシワはコラーゲンが減ることでできるとしても、初期の小ジワは乾燥が原因だから、保温すれば改善するとよくいいます。
しかし保温で改善するシワとは、見えるか見えないかのごく薄いものです。
ではどこまでが乾燥によるシワでどこからが真皮のシワなのでしょう。
入浴後に鏡を見て、消えているのが乾燥によるシワです。
明確に区別するために、乾燥によるものを「ちりめんジワ」と呼びます。
真皮のシワのうち、浅いものつまりセルフケアで改善しうるものを「小ジワ」と呼びます。