肌のスプリングを増やすには、コラーゲンを効率よく摂りいれることがポイントです。
コラーゲンを増やすケア=肌のスプリングです
それでは、スプリングを効率よく増やす方法についてお話します。
<目次>
・コラーゲンを増やすにはコラーゲンを食べても効果が期待できない!
・コラーゲン化粧品ではなく、コラーゲンを増やす働きのある成分を!
コラーゲンを増やすにはコラーゲンを食べても効果が期待できない!
シワ予防には肌のスプリング=コラーゲンを増やすケアが有効です。
では、どうすれば肌のコラーゲンを増やせるのでしょう。
世間ではコラーゲンを食べたり飲んだりすると、ぶるぶる肌になると、まことしやかに語られています。
たしかにコラーゲンをとれば肌のコラーゲンが増えそうな気がします。
しかし、食べたり飲んだりしたものが、そのまま肌に定着することはありません。
鶏肉 を食べても、鶏にならないのと同じことです。
いくらコラーゲンをとっても、それがそのまま肌のコラーゲンになるわけではないのです。
コラーゲンなどのたんぱく質は、すべて消化されてアミノ酸になり、小腸から吸収されます。
炭水化物、脂質なども含めさまざまな、栄養素が消化吸収され、必要に応じて、骨、筋肉、皮膚、脂肪などいろいろな組織がつくられます。
何をどのくらいつくるかは、ホルモンなどがコントロールしています。
肌のコラーゲンを維持する女性ホルモンは30代から減り始め、閉経とともに急激に減少します。
そうなると、残念ながらいくらコラーゲンをとっても、コラーゲシをつくる材料であるアミノ酸をとっても、肌のコラーゲンがどんどん増えるということはなくなります。
材料はあっても生産する力がないからです。
コラーゲン化粧品ではなく、コラーゲンを増やす働きのある成分を!
世間ではコラーゲン入り化粧品も人気があり、肌に直接コラーゲンを塗ればコラーゲンが増えると思う人が多いようです。
しかし、残念ながら、コラーゲンは分子が大きいので、塗っても肌の奥の真皮にまで浸透しません。
化粧品に人っているコラーゲンは、主に魚などからつくられています。
仮に肌に浸透したとしても、人間の体は本来、自己以外のものを受け付けないので、私たちの肌のコラーゲンとして定着することはありません。
ただし、化粧品に使われているコラーゲンは、角層の水分を保つ作用があり、保温成分としては有効です。
では、シワ対策にもっとも有効な方法は何でしょうか。
それはコラーゲンを増やす成分の入った化粧品を取り入れることです。
コラーゲンを増やす成分は、いくつかありますが、実際に効果が高いとされているのは、ビタミンC誘導体、ナイアシン、レチノールなどです。
これらの成分は、真皮まで浸透してコラーゲンの生みの親である「線維芽細胞」の働きを活性化させ、コラーゲンがつくられるのを促します。