活性酵素を除去する抗酸化化粧品を取り入れることは、シミやシワ、たるみなど、あらゆるエイシレグを予防する効果があります。
抗酸化化粧品でケアをスタートすれば、そのぶん今後のエイジングを遅らせることかてきます。
そこで、抗酸化化粧品はなぜサビから肌を守るかについてお話します。
<目次>
・老化防止の化粧品【活性酵素を抑えるエイジング肌の強い味方】
・老化防止の化粧品【抗酸化成分が肌の錆を防ぐしくみ】
・老化防止の化粧品【代表的な抗酸化成分】
老化防止の化粧品【活性酵素を抑えるエイジング肌の強い味方】
人が呼吸をしたり、さまざまな活動をするに伴い、体内で活性酸素が発生します。
この活性酸素が健康な細胞を酸化してサビつかせ、傷つけます。
そしてこれが肌老化の大きな原因になっています。
「老化=酸化」といっても過言ではありません。
人の体には活性酸素を分解する酵素や補酵素が備わっていますが、この抗酸化力は加齢とともに低下。次々に発生する活性酸素を処理しきれなくなり、肌老化が加速してしまいます。
最近では、活性酸素によるサビつきから肌を守るために、抗酸化力のある成分が配合された化粧品が開発されています。
肌老化を食い止めるために、こうした抗酸化化粧品をスキンケアに取り入れることをおすすめします。
化粧品に配合されている抗酸化成分は、ビタミンC誘導体やナイアシン、その他さまざまなポリフェノール類などです。
抗酸化化粧品は、シミ、シワ、毛穴の開きなど、老化にまつわるさまざまな肌悩みを予防するのに役立つ強い味方です。
老化防止の化粧品【抗酸化成分が肌の錆を防ぐしくみ】
肌に紫外線やストレスなどの刺激があると、活計酵素が発生して細胞が傷つき、肌老化が促される。
抗菌化成分のひとつである「ビタミンC誘導体」は、この活性酵素を消去し、肌老化を防いでくれる。
老化防止の化粧品【代表的な抗酸化成分】
【ビタミンC誘導体】
ビタミンCを肌に吸収されやすい形に変えたもの。抗酸化作用のほか、美白作用、抗炎症作用などがある。
【ナイアシン】
肌代謝を活発にし、コラーゲンやセラミドの合成を高める。
【カテキン】
フラボノイド(植物色素の総称)の一種でお茶の成分。抗酸化・老化防止作用とともに、美白・保湿・収れん・日焼け予防効果がある。
【リコピン】
トマトに含まれる赤い色素で、カロテノイドの一種。強い抗酸化作用をもち、紫外線を浴びることで肌に生じる活性酸素を除去する。メラニンの生成を抑制し、美白効果もある。
【アントシアニン】
植物界に広く存在する色素で、花や果実の色をつくり出すもとにもなっている。フラボノイドの一種で抗酸化力が高い。
【レスベラトール】
ぶどうの皮などに含まれるポリフェノールの一種。活性酸素を除去し、美白効果やシワ改善効果をもたらす。
【アスタキサンチン】
魚介類に含まれる赤い色素の栄養分。とくに熱帯魚や甲殻類に多く存在し、強い日差しから組織や細胞を守っている。抗酸化力が非常に高く、美白のほかコラーゲンの生成を助ける効果がある。
【油溶性甘草エキス】
マメ科の多年草「甘草(カンゾウ)」に含まれる。強い抗酸化作用があり、メラニンの生成抑制、美白効果がある。甘草は、民間薬として西洋・東洋ともに古くから用いられている。抗炎症作用があり、のどの痛みなどに服用すると有効。
【オウゴンエキス】
シソ科の植物コガネバナの根(オウゴン)から抽出したエキス。消炎・収れん・保温、抗菌作用などのほか、抗酸化作用・日焼け予防効果・美白効果がある。