肌のシワ予防にはコラーゲンを増やすケアが重要になります。
コラーゲンを増やす成分はいろいろありますが、その中でも、代表的な肌のコラーゲンを増やす成分を紹介します。
<目次>
・コラーゲンを増やすには【ビタミンC誘導体】
・コラーゲンを増やすには【ナイアシン】
・コラーゲンを増やすには【レチノール】
コラーゲンを増やすには【ビタミンC誘導体】
ビタミンCは、そのままでは肌に吸収されにくいため、肌に入りやすい形に変えたものです。
体内のコラーゲンの合成に必要な成分で、美白作用や皮脂抑制作用、抗酸化作用など、さまざまな効果をあわせもつ万能選手。
【選び方のポイント】
クリームより水に配合したほうが安定しやすいため、化粧水で使うのが好ましいといえます。
いくつか種類がありますが、中でも「リン酸アスコルビル」や「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」は浸速力が高くて有効です。表示を確認して購入するとよいでしょう。
【使用のポイント】
朝晩のスキンケアの際に、顔全体に使いましょう。
美顔器によって肌の奥まで有効成分を浸透させる「イオン導入を、週1~2回程度行うのも効果的です。
ビタミンCをつけると刺激を感じたり、肌が乾燥しやすくなったりするという人は、ナイアシンを使うのがおすすめです。
コラーゲンを増やすには【ナイアシン】
ビタミンCと同様、水溶性のビタミンの一種です。
コラーゲンの合成を高め、肌代謝を活性化し、肌にハリを与えます。
ビタミンC誘導体やレチノールに比べて刺激が少ないので、肌が弱いけれど、エイジングケア化粧品を試してみたいという人に向いています。
【選び方のポイント】
水溶性の成分なので、化粧水や水性タイプの美容液に配合されることが多いようです。
【使用のポイント】
朝晩のケアに顔全体に使いましょう。
コラーゲンを増やすには【レチノール】
ビタミンAの一種で、人間の体内にもあるものです。
肌のターンオーバーを促し、コラーゲンを増やす作用があります。
目元の小ジワや浅いシワにとくに効果的。法全線や額のシワなどの深いシワに使うこともできますが、深いシワだと目に見える効果を出すのは難しいかもしれません。
また、効果が高い半面やや刺激が強いので、肌が弱い人は注意して使いましょう。
【選び方のポイント】
油溶性なので美容液、クリームなど、とくにアイクリームに配合されているものが多いようです。
シミにも有効な成分です。
【使用のポイント】
肌がカサつくこともありますが、使っているうちに慣れることが多いようです。
どうしてもカサついてしまう人は、レチノールでなくビタミンC誘導体かナイアシンを使いましょう。
日光に当たると効果が弱まるので、ナイトケア時に使うほうが効果的です。
朝使う場合は、上からファンデーションを重ねるとよいでしょう。
古くなった角質を落とすピーリングを行ったあとに使用すると、より浸透率が高まり効果的です。