日焼け止め化粧品の日焼け止め効果は、SPF値やPA値だけでなく、塗る量によっても変わってきます。
塗る量が少なければ当然効果は落ちますので、たとえばSPF20のものを塗っても、量が少ないとSPF10程度の効果しか得られないということもあります。
それでは、日焼け止め化粧品の使い方についてお話します。
<目次>
・日焼け止め化粧品の使い方【塗る量が少ないと日焼け止め効果は下がる】
・日焼け止め化粧品の使い方【パウダーファンデーションには紫外線カツト効果がある】
・家にいるときはパウダーファンデだけでもよい
日焼け止め化粧品の使い方【塗る量が少ないと日焼け止め効果は下がる】
日焼け止め化粧品のSPF値は、実際に人間の背中を使って測定しますが、その際に使用される量は、1平方センチメートルあたり2ミリグラムと決まっています。
つまり、日焼け止め化粧品に表示されているSPFの数値は、そのくらいの量で塗った場合の数値です。
1平方センチメートルあたり2ミリグラムといわれても、ピンとこないでしょうが、実際に女性が使っている量は、その4分の1程度であることが多いのです。
しかし、「日焼け止め化粧品をあまりたくさんつけるとべ夕べ夕していや」という人もいるでしょう。
その場合は、頬骨のあたりだけ少し厚めに塗るようにします。紫外線によるシミというのは、頬骨のあたりからでき始めることが多いからです。
日焼け止め化粧品を全体に薄く塗ったら、頬骨の部分だけあとがら少し重ねづけをします。
こうすれば重たく感じません。
日焼け止め化粧品の使い方【パウダーファンデーションには紫外線カツト効果がある】
日焼け予防には、パウダーファンデーションを重ねると効果的です。
パウダーファンデーションは、とくに日焼け止め効果をうたったものでなくてもすべて、紫外線防止効果をもっています。
ファンデーションの色粉は、紫外線散乱剤と似たようなものだからです。
たとえば、レーザー治療をするときに、パウダーファンデーションが肌に少しでも残っていると、レーザーの光が跳ね返されてしまうほどです。
日焼け止め化粧品だけに頼っていると、どうしても多少はシミができてくるものですので、ファンデーション(もしくは粉おしろいでも可)を重ねるとよいでしょう。
リキッドやクリームタイプよりもパウダータイプがよいのは、リキッドやクリームタイプには界面活性剤などが含まれていて、肌あれの原因になることがあるからです。
日焼け止め効果をうたっているファンデーションもありますが、これらは逆に、紫外線吸収剤を含むことがありますので、あえてそのようなものでなく、普通のパウダータイプを選ぶほうが、肌にはやさしいといえます。
家にいるときはパウダーファンデだけでもよい
家にいることが多い主婦の人などは、メイクをする必要がないので日焼け止め化粧品だけを塗って過ごす場合もあるようです。
しかし、日焼け止め化粧品だけを塗るならば、パウダーファンデーションだけを塗るほうが、シミになることは少ないようです。
実際に女性たちの肌を見ていると、日焼け止め化粧品だけを塗って素肌でいる人は、シミができやすいようです。
これは、日焼け止め化粧品を塗る量が少なめであることとも関係しているのでしょう。