「シワは乾燥でできる」と思っている人が多いようですが、本当にそうでしょうか。
ごく浅いちりめんジワは、乾燥でできるもので、保温をしっかりすれば消える、お風呂上がりには消えているなどの特徴があります。
保温しても消えないものは、乾燥によるシワではなく、コラーゲンの減少が原因です。
そこで、シワ・たるみの改善についてお話します
<目次>
・顔のたるみ・しわを改善【コラーゲンづくりに必要なビタミンCを真皮に届ける】
・顔のたるみ・しわを改善【抗菌化力でエイジングの進行を遅らせる】
・顔のたるみ・しわを改善【ピーリングの後の肌はレチノールの浸透もアップ】
・顔のたるみ・しわを改善【表情筋エクササイズは表情ジワを深くする】
顔のたるみ・しわを改善【コラーゲンづくりに必要なビタミンCを真皮に届ける】
コラーゲンは肌弾力を守るスプリングです。
それを強化するスプリングケアとして、ビタミンCが有効です。
デイリーケアに使いたいのが、ビタミンC誘導体配合の化粧品です。
コラーゲン生成に不可欠なビタミンCは、そのままでは吸収しにくい成分です。
ビタミンC誘導体は、ビタミンCを肌に浸透しやすい形にしたものです。
美顔器でイオン導入を行うと、ビタミンCの浸透がさらによくなります。
顔のたるみ・しわを改善【抗菌化力でエイジングの進行を遅らせる】
紫外線、有害物質、ストレスなどさまざまなものが、体内で活性酸素をつぺり出します。
活性酸素は、細胞やコラーゲン線維を傷つけ、シワ、たるみを生み出す悪玉酸素です。
これに打ち勝つ抗酸化成分を含む化粧品でケアしましょう。
ビタミンC誘導体やナイアシンも抗酸化成分ですが、ほかにカテキン、リコピン、レスづフトロール、油溶性甘草エキス(グラブリジン)、オウゴンエキス(漢方薬)など、さまざまな植物エキスも使われています。
顔のたるみ・しわを改善【ピーリングの後の肌はレチノールの浸透もアップ】
シワ・たるみの解消には、代謝を高め、コラーゲンを増やすケアが必要です。
おすすめは、週に1~2回のピーリングです。
古い角質を除去することでターンオーバーが活性化し、コラーゲン産生も高まります。
ピーリング後の肌は、化粧品成分の浸透がよくなります。
ここでシワに有効な美容液を使うと、さらに効果的です。
レチノールはコラーゲンを増やす作用がありおすすめです。
ただし、ピーリングとレチノールの組み合わせは刺激があるので、肌が弱い人はレチノールのかわりにビタミンC誘導体かナイアシンを。
顔のたるみ・しわを改善【表情筋エクササイズは表情ジワを深くする】
表情筋は皮膚についている筋肉で、コラーゲンほか、いろいろなたんぱく質でできています。
皮膚と同じく、表情筋も年齢とともにたるみ、二重あごや口角が下がる原因になります。
たるみ解消に、大きく口を開けるなどの表情筋エクササイズがありますが、これはかえって表情ジワを深く刻んでしまうので、逆効果になるおそれが。口にはさんで使う市販のグッズなど、器具を使った筋トレならば、シワを深くしないのでおすすめです。
また、ふだんから表情に緊張感をもたせると、知らないうちに筋肉が鍛えられ、たるみ予防に。□はしっかり閉じ、姿勢を正してあごから首のラインを意識するよう心がけましょう。