年齢とともに肌が衰えていくのを、遅らせるための対策が、「アンチエイジング」です。
そのなかには、スキンケアはもちろん、生活や食事の習慣などもあります。
ここでは、肌老化を防ぐスキンケアについてお話します。
<目次>
・肌の老化を防ぐ【守りと攻めのお手入れをする】
・年齢に合わせたアンチエイジングを
守りと攻めのお手入れをする
肌の老化を遅らせるためには「守りのスキンケア」と「攻めのス牛ンケア」をおこないましょう。
「守りのスキンケア」には2種類あります。
紫外線から肌を守るお手入れと、肌に栄養を与えるお手入れです。
まず紫外線対策は、1年を通してとり入れていかなくてはいけません。
肌へ栄養を与えるためには、ビタミンB群、C、Eなどを、お手入れにとり入れるようにします。
これは、どれかひとつでもかまいませんが、必ずとり入れたいのが、ビタミンC誘導体です。
コラーゲン合成促進、美白など、さまざまな効果があるためです。
ビタミンC誘導体が配合された化粧水などを長く使っていくとよいでしょう。
さらに、抗酸化成分もプラスするとよりよいです。
「老化=酸化」であることが解明されてから、植物エキスなどの抗酸化成分が化粧品に配合されるようになりました。
試してみる価値がありそうです。
「攻めのスキンケア」は、積極的に代謝を高めたり、コラーゲンを増やしたりするお手入れで、ピーリング剤やレテノールがこれに相当します。
ピーリング剤で角質をとると、皮膚はそこを早く修復しようとして、下から速い速度で上がってきます。
つまり、細胞分裂が活発になるのです。
これが、ピーリングによる肌の若返りの仕組みです。
続けていくと、表皮はふっくらとしてきて、真皮のコラーゲンも増えます。
美白効果もあります。
「守りのスキンケア」と「攻めのスキンケア」を両方とり入れることで、積極的なアンチエイジングが可能になります。
年齢に合わせたアンチエイジングを
シミやシワが気になりだすのは、一般的には20代後半か30代くらいからですが、それらは、生まれたときから始まる「老化」が積み重なってできるものです。
それだけに、いつから老化対策をすればよいのかというと、難しい問題になります。
そこで、おおまかではありますが、「守りのスキンケア」である紫外線対策は10代から始め、20代になったらビタミンC誘導体配合の化粧水を使うように心がけ、30代からは「攻めのス牛ンケア」であるレテノールやピーリング剤などを配合した化粧品を使う、という方法をおすすめします。