肌のトーンが暗くなり「くすんでいるのかも」と思ったとき、肌を明るくしようとして美白化粧品を使う人も多いのではないでしょうか。
しかしくすみにはいろいろな原因があるので、美白だけでは改善しないこともあります。
くすみのもっとも大きな原因は、老化による角質肥厚です。
肌のターンオーバーの周期が遅くなり、古い角質がたまって厚くなってしまっている状態です。
くすみは、美白化粧品では消えません。
どうすれば、くすみを改善できるのかについて、お話します。
<目次>
・肌のくすみ対策【不要な角質を取ってスッキリ明るい肌に】
・肌のくすみ対策【朝、セラミドを補って午後もくすまない肌に】
・適度な運動や、体を温める食事で顔色よく
・肌を刺激しないようにツボ押しや軽いマッサージを
肌のくすみ対策【不要な角質を取ってスッキリ明るい肌に】
ピーリング化粧品や酵素洗顔による定期的な角質ケアは、くすみ対策やエイジングケアに有効です。
ただし、酵素洗顔料は強い洗浄力をもつものが多いので、極端な乾燥肌や敏感肌の人には適しません。
肌が弱い人は、穏やかなピーリング化粧品から試すとよいでしょう。
ピーリング化粧品にはいろいろなタイプがあります。
つけたときかすかにピリッとして、洗い流すと肌がツルッとするものがいいでしょう。
肌のくすみ対策【朝、セラミドを補って午後もくすまない肌に】
肌は乾燥すると、表面の角質が毛羽立つようにめくれて、小さな陰影ができ、全体的に黒ずんでくすんだ感じになります。
これを防ぐためには朝の探湯をしっかりしておくことが大切です。
保温ケアというと、化粧水や乳液で肌に水分を与えることと思いがちですが、水分だけを肌に与えても蒸発してしまいます。
肌に必要なのは水分ではなく、水分を肌にとどめておく保温成分です。
セラミド配合の美容液でしっかり補いましょう。
適度な運動や、体を温める食事で顔色よく
肌の色は、皮膚の中の色素や血液の色で決まります。
冷えや運動不足による血行不良は、いわゆる「血色の悪い肌」をつくり出し、顔をくすませてしまうのです。
血行不良には、まずは適度な運動です。
首をまわす、のびをするなどのストレッチ、ウォーキングなどの運動を心がけてください。
食事は、体を冷やさず温めるものがおすすめです。
東洋医学では、しょうが、ねぎなどの温性の食べものがよいとされています。
また、たばこも血行を悪くするので注意してください。
肌を刺激しないようにツボ押しや軽いマッサージを
血流アップといえば、やはり思い浮かぶのがマッサージです。
正しく行えば血行不良でくすんだ肌を明るく導いてくれます。
ただしマッサージは不用意に行うと、肌をこすってしまい、摩擦による負担がかかるので注意しましょう。
朝晩のスキンケアの際に保温美容液などをたっぷりなじませ、すべりのよい状態で軽く行えば効果的です。
シミ用やシワ用の美容液は、人によっては刺激が出やすいので、マッサージの前は控えましょう。
またツボ押しは、こすらずにすむので肌に負担なく血流改善できるよい方法です。
朝夕の習慣にしてみましょう。